この映画は2013年に公開された劇場版「名探偵コナン」の17作目です。
今作は「イージス艦」を舞台にしています。
どんなストーリーなのか。
では紹介していきます。
目次
映画「名探偵コナン 絶海の探偵」あらすじ
とある夜に、舞鶴湾で爆発物を乗せた不審船が見つかります。
翌日、イージス艦の公開演習に参加するコナン達。
そこで出会う、親子で来ているのにいつも一人でいる男の子。
一等海尉(艦長クラス)でありながら食事係だという謎の女性自衛官。
装置内で見つかった海上自衛官幹部の腕。
そして、自衛官が密に追うスパイ。
コナンが阿笠博士や服部平次と協力して事件を解き明かします。
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怪しい親子
イージス艦内を見学している時、CICでは一人だった男の子が今度は父親も一緒にいました。親子の話を聞いていると男の子の名前は「ユウキ」。
コナン「公開演習で船が揺れたときはお父さんいなかったよね?」
ユウキの父「トイレに行っていた時だね」
コナン「そうなんだ!それでひとりぼっちだったんだね」
この会話に少し動揺するユウキ。
謎の女性自衛官
艦内を見学中、女性自衛官を見つけ、珍しいので写真を撮ることになります。どんな仕事をしているのか聞くと「みんなの食事をつくっている」と言います。着ている制服は一等海尉(艦長クラス)のはずなのに、なぜウソをつくのか・・・。
海上自衛官の腕
コナンと蘭が艦内で迷っていると、立ち入り禁止エリアから悲鳴がきこえました。海上自衛官が注排水装置のフィルターで海上自衛官幹部の腕を発見しました。おっちゃんが立ち合い海上自衛隊員が確認したところ「笹浦一等海尉」と判明しました。おっちゃんと相談し、解剖のためデモンストレーションといって腕をのせてヘリをとばします。同時に服部に連絡を取り、服部も舞鶴に向かいます。
左腕がない遺体
服部が舞鶴に向かう途中、若狭湾の造船所に人だかりをみつけます。立ち寄ると“左腕がない”遺体で“一等海尉”の制服を着ていることから笹浦一等海尉だと推測します。また、遺体の首に赤い付着物があり、これを平次がぬぐいとる。
「名探偵コナン 絶海の探偵」明かされる正体
女性自衛官の正体
艦内で笹浦一等海尉のケータイを拾った女性自衛官。SDカードを抜いて艦長室でデータを見ますが、それによって身分を明かさなければならない状況になってしまいます。(イージス艦に女性自衛官が乗るのも珍しいらしいです)
彼女は藤井一佐といい、情報保全隊員で自衛隊の情報の管理をするのが仕事です。
イージス艦の近くで不審船が見つかってスパイエックスが乗る可能性があるため、調査で乗り込んだといいます。スパイの狙いはイージス艦の機密データ。この情報が洩れると、外国の信頼を失い、国防の危機になるといいます。
笹浦一等海尉はその機密データを「タケカワ」という男が経営する休眠会社に流していました。
そんな話をしていると「タケカワが京都に来た」と一報が入り、警察・海上自衛隊・情報保全隊員が協力してタケカワを追うことになります。
笹浦一等海尉の怪しい行動
海上自衛隊が「不審船が日本の領海に辿り着いたのは、偶然ではない」と話します。
事件があった朝、潮の流れを計算して予定していた進路を「左」に変更しました。それを知っていたのは若狭基地の人間だけだといいます。
「今朝5時30分、笹浦一等海尉が舞鶴港の崖の上で旗を振っているのを見た」という目撃証言がありました。その旗を振ることで進路変更をスパイに知らせていたというのが藤井一佐の推理です。
阿笠博士と服部平次たち
コナンの頼みで合流した平次たち。そこで、灰原が赤い付着物を分析すると「TBT 自己研磨型塗料 船特有の塗料」とわかります。さらに、その塗料がイージス艦のものか分析します。
その後、タケカワが防犯カメラで公園にいたことを確認して、コナンから向かう様に指示をうける平次たち。平次たちが見たものは、タケカワが捨てコゲてしまった“何かのメモ”。
そして、またタケカワが大阪の淀屋橋駅に入ったと報告を受けて平次たちが向かいます。
スパイの正体
藤井一佐との会話で
「イージス艦に乗らないと手に入らないとデータ=突然、潜水艦が襲ってきたときのデータ」だとわかったコナン。
しかも、それはCICと艦長室でしか手に入らないもの。イージス艦が襲われた時、艦長室は無人でした。スパイはイージス艦が襲われたときにいなかった“あの人”しかいない。そう言って走りだしたコナン。
外に出たコナンはユウキを避難させ、父親に声をかけます。
「雨宮さん」
「雨宮さんっ」
「雨宮さん!!」と3回呼ばれ、自分だと気づきます。
アトピーが出てトイレに薬を塗りに行ったと説明すると、トイレに向かう父親。ユウキが心配だという父親は船がゆれたときにそばにいませんでした。
コナンは
・船がゆれているときに艦長室にいた
・雨宮さんと呼んだのに返事をしなかった
・持っているのは塗り薬じゃなく飲み薬
・アトピーじゃなく食物アレルギー
4つのことを突きつけ、「父親ではなくスパイだ」と言い放ちました。
「名探偵コナン 絶海の探偵」動き始めるストーリー
ユウキの告白
ユウキは出港前に父親がいなくなり、スパイと乗船した。言う通りにしないと父親を殺すと脅されたと告白した。スパイ逮捕の防犯カメラを確認してもらうと言ったがユウキはいまいち勇気が出ない。代わりに、コナンが確認するといってCICに向かう。映像を確認し始めた直後、スパイがサーバールームにいるため、映像が消されていく。
そのころ、ユウキはコナンに言われた「勇気持ってがんばろう!」の言葉を胸に、スパイを捕まえるために手伝うと申し出ます。しかし、海上自衛隊とCICに向かう途中で海上自衛隊がスパイに襲われ、ユウキが連れ去られます。
大阪府警が動く
平次からの連絡で大滝警部が平次の父親にタケカワが関西国際空港に向かっていると報告すると緊急配備が敷かれることになります。
国際貨物についた平次たち
なぜか関西国際貨物に来た平次たち。平次が言うには「一般旅客だと警察に顔バレしてるから逃げづらいから、国際貨物に紛れ込んだ逃げやすい」と推理したみたいです。
「名探偵コナン 絶海の探偵」事件解決?
蘭 vs スパイ
立ち入り禁止エリアに入るユウキとスパイをみて、コナンを探していることと、危ないから立ち入り禁止になったことを告げに行く、蘭。
蘭が立ち去りそうになったとき、ユウキが「お姉ちゃん、助けて!!この人、スパイだ!!ボクのお父さんじゃない」叫びだします。それを聞いた蘭は、今までのユウキの言動を思い出します。ユウキにみんなを呼んでくるように伝えると、自分はスパイと戦いだします。最初は互角に戦っていましたが、そのまま海に落とされてしまいます。
追い込まれたタケカワ
国際貨物にいる平次と和葉、そしてタケカワ。防犯カメラを見ながら連携をとる警察。一人で探すといって和葉を置いていった平次ですが、和葉が目の前にいたタケカワを一人で追いかけてしまいます。それに気づいた平次は「まずいなぁ・・・」と一言。
和葉は無我夢中でタケカワを追いますが、追い込まれたタケカワは和葉に銃口を向けます。発砲直前で平次が「和葉ぁぁぁぁぁ」と叫びながら和葉をかばいますが、肩に銃弾を受けケガをします。それを見た和葉は号泣します。しかし、タケカワは無事に逮捕されます。
逃げ回るスパイ
正体がバレたスパイは艦内を逃げ回ります。すると、コナンが「外に出よう。正体がバレたスパイがこの船に残るとは思えない」と藤井一佐に提案します。
海上自衛官を人質にとったスパイはそのまま海に飛び込もうとしますが、コナンがスパイ目掛けてボールを蹴りスパイも無事に捕まります。
「名探偵コナン 絶海の探偵」ラスト
笹浦一等海尉を殺した犯人
関西国際空港で捕まったタケカワの携帯に笹浦一等海尉からの留守電が入っていました。時間も死亡推定時刻と合い、イージス艦のデータを渡した決定的な証拠となりました。
そこで、博士から「塗料はイージス艦のものではなかった。昔の観光船のものだった」と電話が入ります。それを聞いて、コナンは事件が1本の線でつながります。
コナンはおっちゃんに麻酔針を打ち、真相を話し始めます。
・留守電に入っていた音
・留守電が入っていた時間と死亡推定時刻
・舞鶴港で不審船を発見(舞鶴港を巡回していた)
この3つのことからクラタが犯人となります。
蘭の行方
事件解決後に、蘭がいないと騒ぎ始めます。スパイが「空手が出来る女の子を海におとした」と言っていると情報が入って、みんなの顔が青ざめます。
すぐにヘリをとばして光彦の電波時計を付けているので、探知システムを使います。上からライトを照らしていると、光る浮遊物が・・・
蘭は毛利小五郎の名刺を持っていたのでそれで足取りをつかみ無事に救出しました。
「名探偵コナン 絶海の探偵」まとめ
イージス艦に不審物が近づいてきたときの緊張感が迫力がありました。
コナンがもってる電話できる腕時計が好きです。
最後に電波時計とド派手な名刺がいい活躍をしてくれました。
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